フリーランチなど無い - There ain't no such thing as a free lunch

今選ぶソフトウェア開発者向けのノートPCについて

結論から言うと自分はMacbook Proを入手した。正確に言うと会社に買ってもらった。

長い転職活動がようやく終わり、新しい会社に入ることになった。 それで新しいPCが支給されることになり何がいいかということで色々悩んだのだが結局Intel Core i7搭載のMacbook Pro 13インチモデルを選択した。

選択肢は色々あったと思うのだが他のメンバーがMacbook Proを使っていたのでそれに合わせたほうがいいだろうということでMacbook Proにした。 インテルモデルにしたのはM1のメモリが最大16GBということでDockerを動かす際に不安があったためだ。インテルモデルなら32GB積める。 あと色々検索してみてOSSを利用する上で、まだM1で細かい不具合が出るケースが多そうな印象を受けたことも理由の一つだ。

まあ調べた感じでは自分の利用法だとM1でもほぼ問題なさそうだし、新しいCPUを使ってみたい気持ちもあったのだが、入社して早々に万が一環境依存のトラブルを起こしてしまったら、ARMモデルを使っているのは自分だけなので、一人醜態を晒すのは嫌だなと思ったので保守的な選択にしてしまったというのはある。

あと、スペック的に不安が残るM1モデルを買ったあとに噂されているM1Xが発表されて大幅なスペックアップになったら非常に悔しい思いをするだろうから、それならいっそインテルモデルを選ぶかという考えもあった。 もう1、2ヶ月入社が後ならM1Xという選択肢もあっただろうから時期が悪かった。

ちなみにプライベートのPCもMacbookで12インチモデルで今となっては結構辛いモデルなので買い替えを考えていた。結局高性能のMacbook Proが手に入ったので買い替えは見送ったのだが、夏くらいに買い替えてもいいかなとは思っている。

買い替えの候補としては上に挙げたM1XモデルのMacbook Pro(14インチ?)を第一に考えている。 ただ、Windows/Linuxノートを買うことも同時に検討している。 会社のノートPCの方は周りに合わせたということもありMacbook Proにしたのだけれど、攻めるならWindowsやLinuxにするという選択肢もあった。

OSをWindowsにするかLinuxにするかというのはMacかその他かという選択に比べれば些細な問題だ。IntelアーキテクチャならOSの入れ替えやデュアルインストールは簡単だからだ。非MacのARM PCを買うつもりはない(PINEBOOKは気になっているが)。

開発PCをMacにするメリットはGUIが快適なこととiOSアプリをビルドできることだ(あと2つあるが省く)。それらは自分の使い方だとそこまで重要ではない。WindowsのGUIは他の点はともかく速度については非常に満足できる。Linuxもまあ許容範囲だ(Gnomeでなければ)。OSSの利用については仮にWindowsを入れようとどうせWSLメインで使うから気にならない。OSSは大体UNIX/Linux向けに書かれているので、ネイティブのメリットを取るならそのままLinuxだし、ブラウザ等GUIアプリの快適さやドライバの安定性、ゲームを動かすことなどを考えるとWindowsにしようかというくらいである(自分はLinux向けGPUドライバについてはあまり信用していない)。なのでOSをWindows/Linuxにするという手もあった。

そうしなかったのは結局今Windows PCはハードウェアの入手性が非常に悪いということにつきる。世界的な半導体不足の影響か欲しいスペックのPCが全く出回ってないのだ。自分は特にAMD派なのでCPUはRyzen搭載モデルが良いのだがRyzen搭載ノートの選択肢と在庫の少なさは全くひどいものだ。Tigerlakeの評判は良さそうなので今ならインテルにしてもいいかもしれない(がそれだとつまらないという思いはある)。

あと自分にとって一番重要なのはUS配列のキーボードが選べるかどうかなのだが、最近は大手BTOメーカーでもキーボード変更のオプションがなくなってしまったことが多い。HPは論外だし、DellがUS配列対応のモデルを減らしたのも痛い。大手だとLenovoくらいだが、Lenovoも構成済みモデルは日本語配列のみだし、BTOだと1、2ヶ月の納期がかかってしまうので辛い。

その点アップルの調達能力は非常に高く、信頼ができる。今回もカスタム盛り盛りで発注して一週間経たずに届いた。そういうわけで入手性という一点だけでMacを選ぶ価値があったと思う。

逆に納期を気にしないなら(あるいは現物を入手できるなら)、Mac以外を選んでも別に問題ないと思った。自分ならその場合Thinkpad一択だけれど、ASUSあたりも面白いモデルを出している。何にせよCPUが今どきのモデルでメモリがいっぱい積んであってSSDの容量も潤沢ならOSは何でもいいんじゃないかと思う。まあでも会社に支給してもらうならチームメンバーが使っていて情シス側の管理もしやすくてとなると今どきのスタートアップだと概ねMac一択っぽい気はする。ここら辺は業界によって違ってくるとは思う。

まあ、Macのメリットを語る人は多いのだけれど、入手性という観点はあんまり見ないのでそのことについて書いてみたよ、というのが主旨だ。